残土の少ない高支持力工法

特徴
- 支持力算定式の飛躍的な変革です。(旧大臣認定工法の1.69倍)
- 大径長尺杭の施工が可能です。(最大杭径:φ1200、最大施工深さ:砂質地盤71.5m、礫質地盤75.0m)
- 油圧拡大ビットによる根固め拡大球根築造。(油圧機構により施工管理装置で拡翼開始位置、杭周固定液注入位置がリアルタイムに確認可能)
- 正回転での球根部築造が可能なため、球根部内の土砂排土率を高め高品質な球根を築造できます。
- プレボーリング工法に比べ排出残土が少ないです。(プレボーリング工法の50〜80%)
施工
施工能率(目安)
100m/日
※施工条件や重機、地盤により異なる場合があります。
適応施工長
適応先端地盤 | 適応施工長 |
---|---|
砂質地盤 | 71.5m以下 |
礫質地盤 | 75m以下 |
支持力早見表
長期許容支持力
α | D 杭先端径 (mm) |
杭先端N値 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30 | 35 | 40 | 45 | 50 | 55 | 60 | |||
Hyper-NAKSⅡ | 424 | 500 | 832 | 971 | 1110 | 1248 | 1387 | 1526 | 1665 |
600 | 1198 | 1398 | 1598 | 1798 | 1998 | 2197 | 2397 | ||
700 | 1631 | 1903 | 2175 | 2447 | 2719 | 2991 | 3263 | ||
800 | 2131 | 2486 | 2841 | 3196 | 3552 | 3907 | 4262 | ||
900 | 2697 | 3146 | 3596 | 4046 | 4495 | 4945 | 5394 | ||
1000 | 3330 | 3885 | 4440 | 4995 | 5550 | 6105 | 6660 | ||
1100 | 4029 | 4700 | 5372 | 6044 | 6715 | 7387 | 8058 | ||
1200 | 4795 | 5594 | 6393 | 7192 | 7992 | 8791 | 9590 | ||
単位:kN |
ダウンロード資料
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先端地盤種別 | |||
---|---|---|---|
砂質地盤 | 礫質地盤 | 粘土質地盤 | |
認定書
(φ500-1200) |
TACF-0321 | TACF-0322 | - |
施工法
Hyper-NAKS Ⅱ(Nakabori Kakudai System Ⅱ)工法は、既製コンクリート杭を用いた埋込み杭工法の中掘り拡大根固め工法に分類される工法です。
中掘り工法は、地盤の掘削と杭の沈設を同時作業で行なう施工法で、その掘削は既製コンクリート杭の中空部に設置したスパイラルオーガ及び油圧拡大ビットにより、杭先端の直下地盤を掘削するとともに、その掘削土をスパイラルオーガにより杭頭部から排出します。また、同時作業で杭沈設を杭自重及び圧入力により行います。そして、所定深度から油圧拡大ビットを拡翼し、杭周固定液を注入して掘削・撹拌しながら杭を沈設します。引続き根固め液を注入して掘削・撹拌しながら杭先端部に拡大球根を築造し、根固め部に杭先端部を定着して支持力の発現を行なう工法です。